ドラマ『あなたの番です』考察【桜木るりの母は菜奈、穂香ちゃんの母は美里ではないか?】

ドラマ『あなたの番です』考察【桜木るりの母は菜奈、穂香ちゃんの母は美里ではないか?】
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いよいよ、9月8日のオンエアで最終回を迎える『あなたの番です』。

遂に、記憶を取り戻していることが手塚翔太(田中圭)、柿沼遼(中尾暢樹)、妹尾あいり(大友花恋)にバレてしまった久住譲(袴田吉彦)。

浮田圭輔(田中要次)が殺される前日に誰に話しをしに行ったのか、問い詰められましたが「皆さんショックを受けると思いますよ」と話すのを渋りました。

しかし、手塚翔太(田中圭)の「一番いいのは、自首して警察に保護してもらうことですよ」という言葉に、細川朝男(野間口徹)襲撃事件の自首を決意しましたが・・・。

そのやり取りをじっと見つめる人物がいました。

手塚翔太(田中圭)たちと別れ、藤井淳史(片桐仁)に自首すると電話で話ている最中、脇腹に痛みを感じた久住譲(袴田吉彦)が振り返ると、そこにいたのは桜木るり(筧美和子)。

薬剤を注射され、階段から突き落とされた久住譲(袴田吉彦)の運命は?!

ちなみに、これまでに書いた考察記事はこちらからお読みいただけます。

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目次

白衣の悪魔である桜木るりは、実は菜奈の娘ではないか?

手塚菜奈(原田知世)が存命中、キウンクエ蔵前で起きている一連の事件についてシンイー(金澤美穂)の部屋を訪れるシーンがありました。

しかし、呼び鈴を押しても誰も出ず、諦めて菜奈(原田知世)は去っていったのですが、なんとその時、部屋の中に桜木るり(筧美和子)がいたことが、8月25日のオンエアで明かされました!

その時、桜木るり(筧美和子)が203号室でしていたことは、シンイー(金澤美穂)が引いた紙に書かれた名前である、俳優・袴田吉彦(本人)の殺害計画を練ることだったのです。

1クール目の頃から、桜木るり(筧美和子)はキウンクエ蔵前に出入りしていたということですね。

桜木るり(筧美和子)は「交換殺人ゲーム」のことを最初から知っていた可能性があります。

しかも、傍観者ではなく、殺害の実行者としてゲームに加わり、さらに藤井淳史(片桐仁)のアリバイを作るなど、積極的にゲームに加わっています。

おそらく、キウンクエ蔵前の一連の事件の黒幕の協力者で殺害実行犯の1人なのでしょう。

事件のことを藤井淳史(片桐仁)に聞くために呼び鈴を鳴らした手塚翔太(田中圭)を、藤井淳史(片桐仁)に「殺しちゃう?」と言うなど、人を殺すことをなんとも思っていないような恐ろしさを見せていました。

弱みを握って人を思うように操るつもりだということを、藤井淳史(片桐仁)に言っていましたが、配偶者にするべく、医者を捕まえ、弱みを握って自分の思うままに操るためのターゲットにされたのが藤井淳史(片桐仁)だったのですね。

白衣の天使ならぬ、恐ろしい悪魔です。

そして、8月25日のオンエア終盤で、細川襲撃を自首しようとしていた久住譲(袴田吉彦)に薬物を注射し、階段から突き落として殺害しようとしました。

注射した薬物は、手塚菜奈(原田知世)殺害に用いられた塩化カリウムでしょうか。

だとすると、桜木るり(筧美和子)には、手塚菜奈(原田知世)の殺害を実行した疑いが出てきますね。

手塚菜奈(原田知世)のスマホは犯人に持ち去られていましたが、最後の通話先は藤井淳史(片桐仁)の勤務先病院ナースステーションでした。

なぜ、手塚菜奈(原田知世)はそこに電話をかけたのでしょう?桜木るり(筧美和子)は知人だったのでしょうか?

以前からこのことが気になっていました。

年齢的には、桜木るり(筧美和子)と手塚菜奈(原田知世)は、親子ほどの年齢差があります。

もしかしたら菜奈(原田知世)は、手塚翔太(田中圭)とは再再婚で、細川朝男(野間口徹)と結婚する以前に結婚していたときに子供を設けており、その子供が桜木るり(筧美和子)なのではないかでしょうか。

菜奈(原田知世)が細川朝男(野間口徹)にどうしても許せないことがある、と言っていたのは、前夫との子供を引き取ることを拒否されたか、娘に暴力を振るわれたのかもしれません。

そうだとすると、前夫が引き取った娘と直接面会交流ができないまま娘が成人し、菜奈(原田知世)が偶然受診した病院で再会した可能性が考えられます。

菜奈(原田知世)の殺害動画の最後、「翔太くん、私・・・」と言ったところで動画は途切れますが、その続きはもしかしたら「娘がいるの」という告白だったのではないでしょうか。

こうのたかふみが殺害されたのはなぜか?

8月25日のオンエアで、南雅和(田中哲司)の娘・穂香ちゃんが5年前に高知県香南市で殺害され、しかもその遺体の顔が笑っていたことが判明しました。

穂香ちゃん殺害事件のときに高知にいたのは、南雅和(田中哲司)以外には、田宮淳一郎(生瀬勝久)と君子(長野里美)、黒島紗和(西野七瀬)、内山達生(大山田悠平)です。

南雅和(田中哲司)は、娘を殺した犯人を追い、キウンクエ蔵前に転居してきた、と手塚翔太(田中圭)に打ち明けていました。

南雅和(田中哲司)の部屋には関東一円で発生した殺人事件をスクラップした資料があり、高知県警を退職した刑事さんに協力してもらったと言っていましたが、『あなたの番です』には、これまでにそれらしい登場人物は出てきていません。

南雅和(田中哲司)の身のこなしや判断力、行動力を見ていると、彼自身が娘の事件を追い続けるために高知県警を退職した元刑事ではないか、と私には思えます。

しかし、南雅和(田中哲司)はその情報源から、キウンクエ蔵前で起きた赤池夫妻殺害事件で、被害者が笑っていたことを知り、事件を探るため転居してきたと手塚翔太(田中圭)に語りました。

そして、住民の中で高知県出身、あるいは在住だった、黒島紗和(西野七瀬)と田宮淳一郎(生瀬勝久)に的を絞ったのです。

南雅和(田中哲司)は、駅のホームから突き飛ばされた黒島紗和(西野七瀬)の病院に警備員として潜り込み、両親から穂香ちゃん事件の時のことを聞き出しました。

穂香ちゃん事件の日は「家庭教師が来ていたが帰れなくなりそのまま一晩勉強を見てもらった」と言われ、黒島紗和(西野七瀬)は犯人ではないのか、とがっかりした南雅和(田中哲司)。

次に、内山達生(大山田悠平)に接触し、刃物で脅して母親に電話をさせましたが、穂香ちゃん事件の日は九州の祖母宅にいたため、内山達生(大山田悠平)もアリバイ成立。

こうして南雅和(田中哲司)は、キウンクエ蔵前の高知県在住経験者・田宮淳一郎(生瀬勝久)こそ怪しい、と睨むのですが・・・これもまた、アリバイ成立。

南雅和(田中哲司)の調査は、ことごとく空振りに終わってしまったように思えますが、果たしてどうでしょう?

穂香ちゃんは高知県香南市が暴風雨に襲われた8月2日に行方不明になり、その2日後に発見されていますが、死亡推定時刻ははっきり提示されてはいません。

嵐が来る前に殺害していたとしたら、九州にいた内山達生(大山田悠平)のアリバイしか確定していない状況です。

さて、高知で支店長をしていた田宮淳一郎(生瀬勝久)が銀行を早期退職するきっかけとなったのは、交換殺人ゲームで名前を書いた「こうのたかふみ」でした。

「新卒で入行したこうの君に名札をつけてあげたのが自分だった」と、こうのの母に田宮淳一郎(生瀬勝久)は話していましたが、それは一体どこでだったのでしょう?

こうのたかふみ役の鈴木勝大さんは、現在27歳ですが、こうのたかふみも27歳と仮定すると、大学を卒業して銀行に就職し、社会人になって5年目くらいの年齢ですね。

だとすると、田宮淳一郎(生瀬勝久)とこうのたかふみが初めて上司と部下の関係になったのは、高知香南支店だった可能性があるのではないでしょうか。

こうのたかふみも5年前に高知にいたのだとしたら、穂香ちゃん事件について、こうのたかふみが犯人に都合の悪い事実を見聞きしていたのかもしれません。

交換殺人ゲームで田宮淳一郎(生瀬勝久)に名前を書かれているからと言って、それだけでは内山達生(大山田悠平)にこうのたかふみを殺害する動機はないでしょう。

「こうのたかふみ」という紙を引いたのは、手塚菜奈(原田知世)だったのですから、「交換殺人ゲーム」で起きたと見せかけるのなら、黒幕が菜奈(原田知世)に犯行を実行するように脅せばすむのでは?

しかし、内山達生(大山田悠平)に殺害させたということは、こうのたかふみ殺害の動機は、穂香ちゃん事件の犯人にとって、都合の悪いことを喋らせないための口封じだったのではないでしょうか?

もし口封じが動機だったのなら、田宮淳一郎(生瀬勝久)がこうのたかふみに会いに行き、迷惑がられながら身の安全を守るように訴えたのは、こうのたかふみに「交換殺人ゲーム」とは別の理由で危険が迫っていることを伝えたかったからかもしれませんね。

ちなみに、黒島紗和(西野七瀬)が穂香ちゃん事件の際、一晩中勉強を見てもらっていたという家庭教師の名前は「松井」。

また、豪雨災害で避難所となったあおい銀行高知香南支店で陣頭指揮を取った田宮淳一郎(生瀬勝久)を表彰したのは、香南消防署長の「松井」でした。

「松井」はよくある名字ですが、黒島紗和(西野七瀬)の家庭教師・松井は、田宮淳一郎(生瀬勝久)を表彰した消防署長・松井の息子だったのではないでしょうか。

おそらく、松井は黒島紗和(西野七瀬)とともに穂香ちゃん事件に関わりがあり、事件を目撃したのが田宮淳一郎(生瀬勝久)。

田宮淳一郎(生瀬勝久)が表彰されたのは、松井の息子が事件に関わったことを黙っている代わりの見返りで、こうのたかふみはその事実を知っていたとしたら?

あるいは、穂香ちゃん事件の犯人にとって都合の悪い事実を見聞きしたのだとしたら?

こうのたかふみは、穂香ちゃん事件に絡んで殺害されたのではないか、と私は思っています。

名探偵コナンとパノラマ島奇談に共通するもの

手塚翔太(田中圭)の愛読書『名探偵コナン』。

手塚翔太(田中圭)は、ミステリー好きの菜奈(原田知世)と出会ってすぐに、「自分の愛読書」として勧めていましたね。

『あなたの番です』の様々な考察では、『名探偵コナン』が重要なヒントなのではないかと指摘されています。

また菜奈(原田知世)が手塚翔太(田中圭)と出会ったときに読んでいた江戸川乱歩の『パノラマ島奇談』も、菜奈(原田知世)がPCのパスワードを「Panorama Island」としていたことから、この小説も重要なヒントなのではないかと考察されています。

実は私は『名探偵コナン』のファンでもあり、全巻所有しているので『名探偵コナン』と『あなたの番です』の関連を考えてみました。

『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナン(本名・工藤新一)は、謎の組織に毒薬を飲まされ、17歳の高校生の身体から10年若返り、小学1年生程度の身体になってしまいます。

隣人の阿笠博士に事情を理解してもらい保護してもらったところで、幼馴染の毛利蘭に名前を問い詰められ、とっさに「江戸川コナン」と名乗りました。

謎の組織に工藤新一が生きていることがバレると、周囲の人も危険に晒す可能性があるため、工藤新一は「江戸川コナン」として、身分を偽り生活しながら謎の組織を追っています。

「江戸川コナン」という名前の「江戸川」は『パノラマ島奇談』の作者・江戸川乱歩から、「コナン」はシャーロック・ホームズの作者であるコナン・ドイルからとったものです。

つまり『名探偵コナン』の主人公の名前は『パノラマ島奇談』の作者由来なのですね。

また、「江戸川乱歩」というのは本名ではなく、エドガー・アラン・ポーをもじって名付けたペンネームです。

『あなたの番です』の作中で、手塚翔太(田中圭)と菜奈(原田知世)が推理する時に「オランウータンタイム!」と言っているのは、エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』に由来していますから・・・。

『名探偵コナン』と『パノラマ島奇談』に重要な手がかりが潜んでいる可能性はありそうですね。

特別編で手塚翔太(田中圭)と菜奈(原田知世)が一緒に『名探偵コナン』を読んでいるシーンで、手塚翔太(田中圭)が94巻、菜奈(原田知世)が2巻を読んでいたことから、その巻に出ていたエピドードがヒントでは?という考察もあります。

しかし、私は手塚翔太(田中圭)が94巻を読んでいたのは、2人が出会った頃の最新刊(94巻は2017年10月、95巻は2018年10月発売です)だったからだと思います。

また、菜奈(原田知世)が2巻を読んでいたのは、1巻から読み始めて2巻目に入ったところだったのだと解釈しています。

菜奈(原田知世)はそれ以外に、87巻を読んでいる描写もありましたが、そこまで読み進めたということでしょう。

さて、『名探偵コナン』には、主人公・江戸川コナンだけでなく、他にも身元を隠して生活する登場人物がいます。

謎の組織を脱出した灰原哀(本名・宮野志保)と、謎の組織に殺されたと見せかけて沖矢昴という大学院生になりすまし、志保の身を守り続けるFBI捜査官・赤井秀一の2人です。

また『パノラマ島奇談』は、売れない小説家が、双子と見間違われるほど似ていた大学時代の大富豪の子息である同級生が亡くなったと聞き、墓地でその人の遺体を掘り返し、生き返ったと大富豪の家族に思い込ませ、大学時代の同級生に成りすますのです。

『名探偵コナン』と『パノラマ島奇談』の共通点は、主人公が「他人になりすまし、身分を偽って生きている」ことですから、それが重要なヒントかもしれないと思いました。

さらに、『名探偵コナン』と『あなたの番です』の共通点を上げると、主人公がどちらも両親の年若い時に生まれた子供であるということです。

『名探偵コナン』の工藤新一と毛利蘭は幼馴染で、新一の母親と蘭の両親は高校時代の同級生で、新一と蘭は両親が20歳の時の子供なのです。

『あなたの番です』の手塚翔太(田中圭)は、昭和59年10月生まれという設定ですが、菜奈(原田知世)にサインしてとせがんでいた婚姻届の記載によると、翔太は父親が昭和38年、母親が昭和39年の生まれで、両親が20歳の頃の子供でした。

この共通点が『あなたの番です』にどんな影響を与えているのか、設定を拝借したのかはわかりません。

ちなみに、工藤新一は一人っ子ですが、婚姻届に書かれた両親から見た手塚翔太の続き柄は「3男」となっていました。

両親が年若いことを考えると、三つ子などの多胎児だったのかもしれませんね。

3男である手塚翔太(田中圭)には、兄(長男・次男)が2人いるはずですが、この設定はこれから最終回に向けてどのように活かされていくのでしょうか?

「主人公が身分を偽り、他人として生きる」という設定が『あなたの番です』に活かされたとすれば、手塚翔太と名乗る人物が実は翔太自身ではなく、長男・次男がなりすましている可能性があるのかもしれません。

しかし、放映回数が残り2回であること、『あなたの番です』のプロデューサーが「これまでに張った伏線はすべて回収する」と公言していることから考えると、実は翔太はなりすましでした、という展開はなさそうな気もしますが・・・。

田宮淳一郎が自首したのはなぜか

8月25日のオンエアで、「人を殺しました」とすみだ署に出頭した田宮淳一郎(生瀬勝久)。

出頭する前に「これからが本番だ」という気になることを言っていましたね。

この言葉が意味するものは何でしょうか?

1,誰かをかばって身代わりで自首するための演技の本番はこれからだと言った

2,犯した罪を隠すため、別の事件を自供して警察の捜査を撹乱しようとしている

などが考えられますね。

日本テレビ系の『世界一受けたい授業』にゲスト出演した田宮淳一郎役の生瀬勝久さんが「黒幕は僕と関係の深い人」と発言したので、関係の深い誰かをかばうために身代わり出頭したように思えます。

田宮淳一郎(生瀬勝久)がかばう「僕と関係の深い人」は、妻の君子(長野里美)でしょうか。

穂香ちゃん事件が嵐のさなかに行われたと仮定した場合は、君子(長野里美)にはアリバイがありません。

もしかしたら、君子(長野里美)こそが黒幕?!

しかし、これはミスリードの可能性もありますから、素直に額面通りに受け取れません。

田宮淳一郎(生瀬勝久)は、防犯カメラの画像を録画したSDカードを持って出頭しました。

これらのSDカードの中には、田宮淳一郎(生瀬勝久)が驚愕し、それ以降防犯カメラの設置をやめ、部屋の中にこもるようになった原因が録画されているはずですが・・・。

6枚保存できるケースの中には、5枚しか入っていなかったのです。

残りの1枚はどこにあるのでしょう?

田宮淳一郎(生瀬勝久)がそれだけはすみだ署に持ち込まず、どこかに隠したのか?それとも、他の誰かが回収し、その人物が隠したのか?

ここで気になるのが、菜奈(原田知世)が完成させていたジグゾーパズルです。

引越し当日、手塚翔太(田中圭)が崩してしまったのを、菜奈(原田知世)がいつの間にか直していたのですが、1つ違和感を感じるピースがはめ込まれている箇所がありました。

そこだけ、色調が明らかに違ったのです。

菜奈(原田知世)は「交換殺人ゲーム」に関連して殺害されたのではなく、黒幕にとって都合の悪い事実を知ってしまったために口封じで殺害されたのではないかと私は思っています。

田宮淳一郎(生瀬勝久)が設置した監視カメラのSDカードに、黒幕にとって都合の悪い事実が録画され、田宮淳一郎(生瀬勝久)は録画を見た後、その1枚だけ処分しようと捨てた。

しかし、SDカードがゴミ袋からこぼれ落ちてしまい、偶然、菜奈(原田知世)がそれを拾い、落とし主に返そうとして中を見てしまったのではないでしょうか?

菜奈(原田知世)は、完成したジグゾーパズルの裏にSDカードを隠し、手塚翔太(田中圭)がそれに気づくように託したのかもしれません。

黒幕に肉薄して殺害された神谷将人(浅香航大)、「怪しいやつと対決する」と言い残し殺害された浮田圭輔(田中要次)、そして自宅で殺害された菜奈(原田知世)。

手塚翔太(田中圭)が久住譲(袴田吉彦)に言ったように、一連のキウンクエ蔵前の事件の黒幕から確実に身を守れる安全な方法は、警察に保護してもらうことなのです。

すみだ署の留置場に入れば、榎本正志(阪田マサノブ)、早苗(木村多江)もそこにいるとは言え、他の警察官の目があるので、黒幕から身を守るのには格好の場所です。

田宮淳一郎(生瀬勝久)は、「すべてを解き放つときが来た」とも言っていましたし、黒幕から警察に保護してもらいながら、一連の事件について自分が知っていることを打ち明けるつもりなのでしょう。

打ち明ける過程で演技を交えるつもりでいるのは、警察が黒幕を確保するための時間を稼ぐためではないでしょうか。

ですから私は、田宮淳一郎(生瀬勝久)が出頭した理由は、

3,黒幕から自分の身を守るため、最も安全な場所である警察に保護してもらうため

だったのだと思います。

赤池美里は穂香ちゃんの実母ではないか?

南雅和(田中哲司)と穂香ちゃんは父娘の描写はありますが、穂香ちゃんの母親のことは出ていません。

ここで気になったのが、赤池美里(峯村リエ)です。

赤池美里(峯村リエ)は、OLをしていてパワハラ、セクハラにあい、退職した、と言っていましたね。

退職後、水商売をしているときに赤池吾郎(徳井優)と出会い、結婚したのですが、赤池吾郎(徳井優)は再婚です。

1クール目は『あなたの番です』の公式サイトで、赤池吾郎(徳井優)にはもう独立した子供が2人いるという設定になっていました。(設定が変更されたのか今は見れなくなっています)

これは私の憶測なのですが・・・。

おそらく、赤池美里(峯村リエ)も再婚だったのではないかと思いますが、初婚の結婚相手が南雅和(田中哲司)で、2人の間に生まれたのが穂香ちゃんなのではないでしょうか?

赤池美里(峯村リエ)と南雅和(田中哲司)は同い年ですから、元夫婦という可能性はゼロではないと思います。

赤池夫妻は頸動脈を切断されて殺害され、笑顔にされていました。

殺害方法と遺体の状況は、穂香ちゃんと同じなのです。

キウンクエ蔵前の一連の事件で笑顔にされていた被害者は他にもいますが、殺害方法が穂香ちゃんと同じなのは赤池夫妻だけでした。

南雅和(田中哲司)は、前妻が娘と同じ方法で殺害され、遺体の状況も酷似していた情報を得て、今度こそ犯人を突き止めると決意し、キウンクエ蔵前にやってきたのでしょう。

交換殺人ゲームで名前を書かれたとはいえ、赤池夫妻がなぜ殺されたのか、ずっと気になっていました。

山際祐太郎、タナカマサオ、袴田吉彦はゲームで引き起こされた事件でしたが、赤池夫妻の事件は何かがおかしいのです。

赤池吾郎(徳井優)は名前を書かれていないし、赤池幸子(大方斐紗子)だけ助けたのも不可解です。

赤池美里(峯村リエ)を穂香ちゃんの母親だと仮定すると・・・。

穂香ちゃん事件の犯人につながる何かに気づき、口封じで殺されたのではないでしょうか。

赤池吾郎(徳井優)はその場に居合わせたため、巻き添えで殺害されてしまった。

赤池幸子(大方斐紗子)に紙袋をかぶせて助けたのは、赤池夫妻事件の実行犯のひとりが、幸子(大方斐紗子)に恩義を感じている者だったからでしょう。

『あなたの番です』のスピンオフドラマ『扉の向こう』の描写で考えると、幸子(大方斐紗子)に恩義を感じているのは404号室の江藤祐樹(小池亮介)です。

老人ホームを訪ねた手塚翔太(田中圭)に、幸子(大方斐紗子)がお茶を買ってこいと財布をもたせ、その財布の中に「児嶋佳代」と書かれた、赤池美里(峯村リエ)が引いた紙を入れ、江藤祐樹(小池亮介)にわからないように手塚翔太(田中圭)に情報を流すシーンがありました。

赤池幸子(大方斐紗子)は事件のショックでボケたように周囲に見せていても、実は正気で、しかも「交換殺人ゲーム」のことを知っていたのです。

だとすると、南雅和(田中哲司)が赤池幸子(大方斐紗子)に会いたがっていたのは、事件の唯一の生き残りである幸子(大方斐紗子)から直接情報を得たかったからでしょう。

赤池幸子(大方斐紗子)が江藤祐樹(小池亮介)を警戒しているのは、赤池夫妻殺害の実行犯の1人だからではないでしょうか。

江藤祐樹(小池亮介)が身内でもないのに、しょっちゅう老人ホームに行っているのは、幸子(大方斐紗子)を監視しているからでしょう。

いずれにせよ、赤池夫妻事件が穂香ちゃん事件とともに、一連の事件の謎を解き明かす大きなカギなのだと思います。

まとめ

桜木るり(筧美和子)に薬物を注射され、階段から突き落とされた久住譲(袴田吉彦)。

安否が気遣われますが、番組公式サイトの登場人物で写真がカラーのままです。

次回のオンエアでは、命をとりとめ、桜木るり(筧美和子)に襲われたこと、細川朝男(野間口徹)を突き落としたことを水城洋司(皆川猿時)に打ち明けるのでしょう。

その桜木るり(筧美和子)は、菜奈(原田知世)の娘かもしれません。

また、こうのたかふみが最初に配属されたのは高知香南支店だったかもしれません。

彼もまた5年前に高知におり、穂香ちゃん事件の犯人に都合の悪いことを知っていたために殺された可能性があります。

その穂香ちゃんの実母は、赤池美里(峯村リエ)なのかもしれません。彼女もまた、穂香ちゃん事件に関わる何かに気づき、殺害されたのかもしれません。

田宮淳一郎(生瀬勝久)が自首したのは、一連の事件の黒幕から身を守るのに一番安全な警察に身柄を確保してもらうためだったのでしょう。

命をとりとめた久住譲(袴田吉彦)によって、芋づる式に藤井淳史(片桐仁)も捕まり、事件の全貌が少しずつ明かされていくでしょう。

その中で、手塚翔太(田中圭)、二階堂忍(横浜流星)、南雅和(田中哲司)は、黒幕をおびき出す作戦を決行します。

果たして、そこに現れるのは・・・?!

残り2回の『あなたの番です』、目一杯謎解きを楽しみましょう!

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