ドラマ『サイレントヴォイス season2』第4話 ネタバレ感想・考察と5話あらすじ【解離性人格障害が起こした悲劇】

ドラマ『サイレントヴォイス season2』第4話 ネタバレ感想・考察と5話あらすじ【解離性人格障害が起こした悲劇】
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人気女性アイドルグループでセンターをつとめるアイドルが殺された。

容疑者として拘束されたのは、アイドルにしつこくつきまとっていた男。

事情聴取の帰りにアイドルグループのメンバーの一人が見せたマイクロジェスチャーに、彼女こそが真犯人だと疑惑を深めるエンマ様・楯岡絵馬(栗山千明)。

だが、事情聴取で対峙したアイドルは、マイクロジェスチャーが現れたり消えたりする。

果たして、エンマさまは犯人を追い詰めることができるのか?!

目次

ドラマ『サイレントヴォイス season2』第4話あらすじ

CASE4 完全無欠のアイドル

今回、絵麻が取り調べるのは、地下アイドルとして活躍する人気グループ「さくらんぼアーミー」のメンバー・マイマイこと星野舞(小川紗良)。グループでセンター争いをしていたメンバーのくーにゃんが何者かに殺されたのだ。殺害予告が届いていたほどの人気のくーにゃんを殺した容疑者は、熱狂的ファンで会場出入り禁止の吉村という男だが、事情を聞くうちに同じメンバーのマイマイのマイクロジェスチャーに注目する絵麻。
取り調べを進めると明らかになってくるアイドルというものに人生を捧げてきた少女の心の闇と葛藤と苦悩。ファンを喜ばすことに命を懸けるアイドルの虚像としての生き様が露になり、哀しき事件の真相が明らかになる…。

引用:公式サイトより

ドラマ『サイレントヴォイス season2』第4話ネタバレ

4人組の人気地下アイドルグループ「さくらんぼアーミー」のライブ会場。

ファンたちのボルテージが最高潮に達したところで、センターをつとめる「くーにゃん」こと月影久美子(大幡しえり)から重大発表が行われた。

「殺害予告に私は負けません!」と宣言するくーにゃんに、ファンたちは「そうだ!負けるな!」と大きな声で声援を送る。

だが、ライブ終了後、「さくらんぼアーミー」は悲劇に襲われて・・・?!

*以後、視聴後のネタバレとなります。未視聴の方はネタバレご注意ください。

ライブ終了後に起きた悲劇

賑やかなライブ会場から、場面は一転。

取調室で、「さくらんぼアーミー」のメンバーが泣きじゃくり、筒井道大(宇梶剛士)が持て余している。

泣きじゃくっていた「さくらんぼアーミー」のメンバーは、マイマイこと星野舞(小川沙良)、ミッキーこと白雪三希(高崎かなみ)、ぞのゆりこと花園友里恵(大谷凛香)の3人。

練習に姿を見せなかったセンターをつとめるくーにゃんこと月影久美子(大幡しえり)を心配して寮の部屋に訪ねた3人は、殺されている彼女を発見したのだ。

ハイスペックな男性との合コンの途中で呼び出されたエンマ様こと楯岡絵馬(栗山千明)。いつもどおりなだめる東野浩介(馬場徹)は、「清廉潔白なアイドルなんているわけないでしょ」という楯岡絵馬(栗山千明)の言葉に憤慨する。

事情聴取の様子を外から見た楯岡絵馬(栗山千明)は、メンバーの一人・マイマイこと星野舞(小川沙良)のみに憤怒のマイクロジェスチャーが出たのを見つけ、疑惑を抱くのだった。

完全無欠のアイドル

マイマイこと星野舞(小川沙良)を調べた楯岡絵馬(栗山千明)。

彼女の本名は「土井舞」という名前で、ファン対応は超神対応、完全無欠のアイドルと呼ばれていることを知る。

また、くーにゃんに殺害予告が出たことでセンターのポジションを奪われたこと、深夜番組のMCもくーにゃんに奪われたことを知り、ますます星野舞(小川沙良)に疑惑を深めた。

楯岡絵馬(栗山千明)は星野舞(小川 沙良)を事情聴取に呼び、「あなたが殺したの?」「被害者のことをどう思っていたの?」と追求するが、星野舞(小川沙良)にはなだめ行動もマイクロジェスチャーも全く出ず、戸惑いを覚える。

一方、筒井道大(宇梶剛士)たちは、くーにゃんに殺害予告があり、くーにゃんにしつこくつきまとって劇場に出入り禁止を受けた男性ファンがいたことを突き止め、事件後所在不明となったその男性ファンを、重要参考人として行方を追うのだった。

凶器が発見されたが・・・

再度、星野舞(小川沙良)を事情聴取に呼んだ楯岡絵馬(栗山千明)。

すると星野舞(小川沙良)は、くーにゃんを殺害したことを追求され、なだめ行動、マイクロジェスチャーを見せる。

「凶器はどこに捨てたの」と地図を見せながらさらに追求する楯岡絵馬(栗山千明)は、星野舞(小川 沙良)が凶器を捨てたと思しき地域を特定することに成功し、東野浩介(馬場徹)に「探させて!」と命じる。

翌朝、楯岡絵馬(栗山千明)が特定した地域のゴミ捨て場から凶器が発見された。

しかし、凶器からは星野舞(小川沙良)の指紋は検出されず、検出されたのはくーにゃんにしつこくつきまとっていた男性ファン・吉村勝也(久松龍一)のもののみ。

しかも、筒井道大(宇梶剛士)たちはすでに吉村勝也(久松龍一)の身柄を抑え、取り調べを開始していた。

吉村勝也(久松龍一)は、「自分はくーにゃんとつきあっていた」と言うが筒井道大(宇梶剛士)は「嘘を言うな」と取り合わない。

だが、取り調べの様子を外から見ていた楯岡絵馬(栗山千明)は、吉村勝也(久松龍一)が嘘をついていないことを確信。筒井道大(宇梶剛士)たちを言葉巧みに取調室から追い出し、事情聴取を始める。

すると、2人が1ヶ月前からくーにゃんからのアプローチで交際していたこと、さらに殺害予告がくーにゃんの自作自演だったという事実が明らかになる。

真犯人はやはり星野舞(小川沙良)に間違いない・・・。しかし、マイクロジェスチャーが出たり出なかったりするのはなぜ?と困惑する楯岡絵馬(栗山千明)だったが、婦警のしおりの一言で突破口を見出すのだった。

明かされた悲劇の真相

深夜、午後23時に星野舞(小川沙良)の事情聴取を始めた楯岡絵馬(栗山千明)。

「もうこんな時間ですよ!」と抗議し、帰ろうとする星野舞(小川沙良)に「ごめんなさいね、1日に2度も呼び出して」とわびながらも、鋭く追求する楯岡絵馬(栗山千明)は、マイクロジェスチャーを見逃さない。

「あなたが探していたのは、このアイドル日誌でしょ?」と1冊のノートを見せる。

慌てて取り返そうとする星野舞(小川沙良)を、抑える東野浩介(馬場徹)。

「やめて!中を見ないで!」と叫ぶ星野舞(小川沙良)の嘆願を無視して、中に書かれたことを楯岡絵馬(栗山千明)は読み上げる。

「今のはどういう意味です?まるで他人のコメントみたいじゃないですか」と尋ねる東野浩介(馬場徹)に、「マイマイは、多重人格なのよ」と楯岡絵馬(栗山千明)は伝えるのだった。

3歳から子役デビューし、厳しい芸能界で生き続け、アイドル活動を始めた星野舞(小川沙良)は、ファンにとっての理想のアイドルであり続けようとするうちに、ストレスからか、本名のまいこと「土井舞」と、理想のアイドル・マイマイこと星野舞(小川沙良)との2つの人格を、その身体に宿すようになっていた。

「まい」と「マイマイ」が入れ替わるのは、17歳の「マイマイ」が労働基準法で労働を禁止されている午後22時。

人格が入れ替わっていた間の出来事は、もう一方の人格には記憶されない。

だから「まい」と「マイマイ」は、「アイドル日誌」と題した交換日記をつけることで、周囲に多重人格がばれないようにしていたが、「まい」が一つだけアイドル日誌に書かなかった出来事があったのだ。

それこそがくーにゃんの殺害。アイドル日誌に書かれていなかったから、マイマイは全く知らず、楯岡絵馬(栗山千明)に追求されても何のマイクロジェスチャーも出るはずもなかった。

「ファンに手を出し、殺害予告の自作自演をしたくーにゃんは、マイマイの邪魔だったのよ!だから殺したの!」と叫ぶ「まい」に、「あなたを呼び出したのは、実は今日3回目なの」と告げ、動画を見せる楯岡絵馬(栗山千明)。

そこに映し出されていたのは、楯岡絵馬(栗山千明)からもうひとつの人格「まい」が殺人を犯し、多重人格は心神喪失で罪に問われないけれど・・・と聞かされながらも「罪を償います」と答える「マイマイ」の姿。

「マイマイ」の足をひっぱたのはくーにゃんではなく、他ならぬ「まい」自身だったことを悟り、「ごめんなさい」と泣きながら謝り続けたのだった・・・。

ドラマ『サイレントヴォイス season2』第4話ネット上の反応

https://twitter.com/_sachihiro/status/1256587865955250176

ドラマ『サイレントヴォイス season2』第4話考察・感想

多重人格のことを、心理学・精神医学では解離性人格障害と言います。

主人格以外に、性別・年齢・それまでの人生経験などが全く異なった別人格が存在(時には1つだけではなく複数存在する)し、主人格が全く知らない記憶を複数の別人格が共有している症例もあるのだとか。

オンエアでエンマさまが東山くんに言っていたように、解離性人格障害が起きる原因は、はっきりとはわかっていません。

「まい」と「マイマイ」の場合は、どちらが主人格だったのでしょう?

労働基準法で労働を禁じられた午後22時が2人の人格が入れ替わる時間でした。

午後22時は、アイドル「マイマイ」こと星野舞が、本名「まい」こと土井舞に戻る時間です。完全無欠のアイドルからただの17歳の女の子に戻るわけですから、「まい」が主人格のように思えます。

しかし、「まい」が活動するのは、午後22時から眠るまでのごく短い時間のみ。目覚めた時には、アイドル「マイマイ」になっています。

だとすると、3歳から子役として芸能活動を始め、ファンの望む完全無欠のアイドルとして生活するうちに、相当なストレスを溜め込んでいたのではないでしょうか。

ただの17歳の女の子であれば、誰かを嫌ったり、憎んだり、ムカついたりということは、誰にでもあることですが、完全無欠のアイドルと呼ばれた「マイマイ」こと星野舞にはそれらが許されません。

そういった黒くて暗い気持ちとストレスを抑え込みながら、アイドルとして活動するうちに生まれたのが「まい」だったのでしょう。

「まい」はアイドルとして活動する「マイマイ」のことを大切に思っていましたが、その気持と誤った正義感が引き起こした事件は、アイドル「マイマイ」を葬り去る結果となってしまいました。

自分自身を抑圧し、ストレスを溜め込むことは、心を蝕んでいくのでしょう。上手にストレスを発散し、自分をあまり抑えすぎないようにしたいものですね。

ドラマ『サイレントヴォイス season2』第5話あらすじ

CASE5 読みすぎていた男

今回、絵麻が取り調べるのは、人気棋士・丹羽三善(渡部 豪太)。丹羽は、1000手先を読むという天才棋士で、3つのタイトルを持つ将棋界のスターだ。
あるホステス殺人事件に関する参考人として聞き取りをすると、丹羽はちょっとした嘘をつく。絵麻はそこから丹羽を犯人と睨む。しかし、殺害時に丹羽は将棋のタイトル戦まっただ中で対局中だった。鉄壁のアリバイがある丹羽は無罪を主張し、絵麻の推理の先の先を読み逃げようとする。
追い詰められた絵麻は、丹羽が将棋界で頭角を現した15年前のある対局に注目する。すると当時発生した少女失踪事件と丹羽の棋士としての活躍に繋がる闇が見えた。
取調室で、絵麻は丹羽に対局を申し込む。将棋を打ちながらの対峙で衝撃の結末を迎えるその時、真実を語るのは丹羽の棋士としての矜持だった…。

引用:公式サイトより

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