2019年10月13日(日)から、ドラマ『ニッポンノワールー刑事Yの反乱ー』が放映開始されました。
ドラマ『ニッポンノワールー刑事Yの反乱ー』は、ドラマ『3年A組ー今から皆さんは人質ですー』の半年後を舞台とした刑事ドラマ。
主人公・遊佐清春(賀来賢人)が目を覚ますと、血の付いた手に拳銃を握っており、清春の上司・碓氷薫(広末涼子)が他殺体で横たわっている。
しかも、遊佐清春(賀来賢人)はここ何ヶ月かの記憶をすっかり失っており、自分が碓氷薫(広末涼子)を殺したのかどうかさえ定かではない、という衝撃の展開に、ご覧になった方も驚かれたのでは?!
これからの展開の伏線が敷かれた状態の第1回目でしたが、遊佐清春(賀来賢人)が何者かに亡き者にされようとしているのは確かなようですね。
少ない手がかりを元に、敷かれた伏線のまとめと考察をしてみます。
ドラマ『ニッポンノワール』1話~最新話はHuluでご覧頂けます。2週間以内に解約すれば無料です。退会・解約も非常に簡単に行えます。
本ページの情報は2019年10月時点のものです。
最新の配信状況はHulu公式サイトにてご確認ください。
目次
碓氷薫を殺したのは誰か?
遊佐清春(賀来賢人)が目を覚ますと、拳銃を握っており、しかも隣には上司でソリが合わなかった(と同僚たちは証言)碓氷薫(広末涼子)が他殺体で横たわっていました。
しかも、目覚めた遊佐清春(賀来賢人)はここ何ヶ月間かの記憶を失っていたのです。
状況からすると、遊佐清春(賀来賢人)が碓氷薫(広末涼子)を射殺したと考えられますが、自分が実行したかどうかの記憶さえありません。
刑事の遊佐清春(賀来賢人)は、自分に容疑がかかるこの状況を瞬時に理解し、自分がその場にいた痕跡をできるだけ消し、現場から逃走。
さらに、半グレ集団ベルムズの元リーダーK・喜志正臣(栄信)に手伝わせ、血しぶきの付いた着ていた衣服の焼却や新しい衣類の用意をさせました。
さらに、自分が撃ったのであれば手に残っているはずの硝煙反応を洗い落とします。
さて、遊佐清春(賀来賢人)は本当に碓氷薫(広末涼子)を射殺したのでしょうか?
拳銃を握った手に血がついていたということは、遊佐清春(賀来賢人)は碓氷薫(広末涼子)に拳銃を突きつけ、至近距離から射撃したと考えられます。
しかし、第1回の放映内容から推理すると、碓氷薫(広末涼子)を射殺したのは、遊佐清春(賀来賢人)ではないと私は思います。
遊佐清春(賀来賢人)が碓氷薫(広末涼子)の息子・碓氷克喜(田野井健)に頼まれ、現場に行った後、後輩刑事・名越時生(工藤阿須加)と銃撃戦になり、途中で弾切れしていました。
警察官が貸与されているのは警察庁がスミス・アンド・ウエッソンに特注している「SAKURA M360J」です。この拳銃の銃弾装填数は5発です。
碓氷薫(広末涼子)が射殺されているのに気づき、隠蔽工作をして逃げた後、遊佐清春(賀来賢人)が銃弾を補充している描写はありませんでした。
名越時生(工藤阿須加)との銃撃戦でちょうど5発発射していましたから、目覚めた時に遊佐清春(賀来賢人)の拳銃には5発装填されていたのです。
つまり、事件現場で遊佐清春(賀来賢人)が拾った銃弾は、彼の拳銃から発射されたものではないということになります。
碓氷薫(広末涼子)の所持していた拳銃を奪って銃撃したのだとしたら、それを握っていなければまたおかしな話ですよね。
また、拳銃を握った手に血が付く距離で銃撃したのであれば、遊佐清春(賀来賢人)の衣服にもっと返り血が付くのでは?しかし、付いていたのは血しぶき程度でした。
衣服に付いた血しぶきも、碓氷薫(広末涼子)が銃撃された時に身体を貫通した銃弾が外に飛び出て、身体から吹き出した血しぶきが近くにいた遊佐清春(賀来賢人)にかかったような描写です。
これらのことから考えると、碓氷薫(広末涼子)を射殺したのは遊佐清春(賀来賢人)ではなく別の人間で、その場に居合わせた遊佐清春(賀来賢人)に罪を着せるために工作したのでしょう。
そういえば、捜査会議上で宮城遼一(細田善彦)が「碓氷さんの拳銃を奪って撃ったんだ!」と遊佐清春(賀来賢人)に迫っていましたが、その時はまだ凶器である拳銃の種類の特定がされていませんでした。それなのに、なぜそんなことを言えたのでしょうね?
決めつけでそう言ったのかもしれませんが、つい口を滑らせた・・・という可能性もあります。
これからの展開を見ながら、碓氷薫(広末涼子)事件の犯人については、さらに考察していきます。
碓氷克喜の父親は誰か
捜査一課課長・南部修介(北村一輝)に命じられ、遊佐清春(賀来賢人)は碓氷薫(広末涼子)の息子・碓氷克喜(田野井健)の面倒を見ることになった遊佐清春(賀来賢人)。
南部修介(北村一輝)によれば、碓氷薫(広末涼子)はシングルマザーで、碓氷克喜(田野井健)の父親が誰なのかはわからない、と言われます。
しかし、「御目付役」に9歳の少年をつけるのはなんだか不自然ですよね。しかも、母1人・子1人状態の家庭で、母親を亡くしたばかりの少年を。
遊佐清春(賀来賢人)が警察学校に在籍していた時、教官として南部修介(北村一輝)も警察学校にいたと思われる描写がありました。
また、遊佐清春(賀来賢人)の警察学校の同期・宮城遼一(細田善彦)の言葉から、碓氷薫(広末涼子)も教官として同じ時期に警察学校にいたことが明らかになっています。
しかも、宮城遼一(細田善彦)は、警察学校在籍時に遊佐清春(賀来賢人)が碓氷薫(広末涼子)と男女の関係を持ったと自慢していたとも言っていました。
もっとも、ここ何ヶ月かの記憶(というか碓氷薫に関する記憶?)がすっかりなくなっている遊佐清春(賀来賢人)は、「はぁ?!」というリアクションをしていましたが・・・。
本当に、その件についての記憶を失っているのか、それとも宮城遼一(細田善彦)に嘘をついたのかはまだわかりませんが、警察学校内でそのことは教官の間でも噂になったのではないかと思います。
だとすれば、南部修介(北村一輝)は、碓氷克喜(田野井健)の父親が遊佐清春(賀来賢人)ではないか、と考えているのではないでしょうか。
だからこそ、「御目付役」と称して、母親を失った少年を実の父親(の可能性があると自分は思っている)に預けたのかもしれません。
遊佐清春(賀来賢人)と碓氷克喜(田野井健)のセリフに「泣いたってなんにもならない」という同じニュアンスのものがありました。
もしかしたら、2人が実の父子という伏線かもしれませんね。
10億円強奪事件の黒幕は誰か
10億円強奪事件が発生し、犯行グループは警察のウラをかいてまんまと逃走することに成功します。
しかし事件から3日後、碓氷薫(広末涼子)が4人の犯行グループの1人を特定し、碓氷班がアジトに急行すると、犯行グループは仲間割れを起こし、全員死亡していました。
さらに、碓氷薫(広末涼子)は犯行グループにはもう1人仲間がいて、それが事件の黒幕だったと考え、その証拠も押さえていたのです。
さらに、公安部所属の才門要(井浦新)に、隠していた10億円を見つけ、別の場所に隠したと碓氷薫(広末涼子)は打ち明けていました。
才門要(井浦新)は遊佐清春(賀来賢人)に、10億円強奪事件の黒幕が10億円のありかを聞き出そうとして殺したのではないか、と伝えます。
このドラマのキーとなる10億円強奪事件ですが、黒幕は恐らく警察関係者でしょう。
逃走時に警察のウラをかき、まんまと逃げおおせていることから考えれば、黒幕は現職の警察官、もしくはかなり近しい者ではないかと思います。
警察の上層部が事件を有耶無耶にしようとしているところもかなりその線を疑わせます。
では、その警察官は誰か?
現段階では、まだ黒幕を特定するのは時期尚早でしょう。しかし、遊佐清春(賀来賢人)を碓氷薫(広末涼子)事件の犯人にしようとしている本城諭(篠井英介)は、名越時生(工藤阿須加)を利用して遊佐清春(賀来賢人)を陥れようとしていたのがかなり怪しいですね。
黒幕候補の1人として注視していくべき人物なのは間違いなさそうです。
碓氷薫はなぜ見つけた10億円を隠したのか
才門要(井浦新)は、遊佐清春(賀来賢人)が刑事になったときの教育係でした。
その関係性からなのか、才門要(井浦新)は遊佐清春(賀来賢人)に碓氷薫(広末涼子)が見つけた10億円を別の場所に隠したことを伝えています。
才門要(井浦新)の証言が嘘ではないと仮定して考えてみます。
なぜ、碓氷薫(広末涼子)は見つけた10億円を隠す必要があったのか?
実は、碓氷薫(広末涼子)自身が10億円事件の黒幕だった?もしそうだとすれば、事件から3日で犯行グループの1人の身元とアジトを特定することも容易だったでしょう。
しかし、碓氷薫(広末涼子)が黒幕だったのだとしたら、殺されるのではなく、秘密を守るために殺す側になったのではないかと思います。
では、なぜ見つけた10億円を別の場所に隠さなければならなかったのか?
ここで気になるのが、碓氷克喜(田野井健)が飲んでいた薬です。
遊佐清春(賀来賢人)が住んでいるのは、元刑事・深水喜一(笹野高史)が経営する喫茶店「ボナーロ」の上階です。
遊佐清春(賀来賢人)の同僚刑事・高砂明海(立花恵理)に聞いた、と言って碓氷克喜(田野井健)がボナーロに来てピラフを食べた後、碓氷克喜(田野井健)は薬を飲んでいましたね。
白い大きめの錠剤でしたが、何の薬かはもちろんこれだけではわかりません。
しかし、深水喜一(笹野高史)が「碓氷さんが殺された原因に克喜くんが関わっているのでは」と元刑事の勘を働かせていましたね。
碓氷克喜(田野井健)が飲んでいた薬が、非常に高額な医療費が必要となる病気の薬だと仮定すれば、殺された原因に「克喜くんが関わっている」可能性は高くなります。
碓氷克喜(田野井健)が心臓や肝臓などに疾患を抱えており、そう遠くない将来、臓器移植が必要になるような病態だとしたら?移植医療のための医療費は1億円以上はかかるはずです。
子供の臓器移植は、日本国内でのドナー不足もあり海外渡航してドナーを待つのが多く行われています。しかし、渡航費・付き添いの滞在費などを含めた医療費の総額は軽く1億円を超えてしまうのです。
碓氷薫(広末涼子)が碓氷克喜(田野井健)の治療費のために、黙っている代わりに息子の治療費を黒幕に要求するために、10億円を隠したのかもしれません。
しかし、黒幕は相当にずる賢く、用意周到な人物で、碓氷薫(広末涼子)は返り討ちにあい、殺されてしまったのではないでしょうか。
遊佐清春はなぜ記憶喪失になったのか
遊佐清春(賀来賢人)は、警察学校時代に教官と学生という関係で碓氷薫(広末涼子)と面識がありました。
しかし、目覚めて数ヶ月間の記憶をなくしていた遊佐清春(賀来賢人)は、数ヶ月間だけでなく、碓氷薫(広末涼子)に関する記憶もなくしてしまっているようです。
そのことは、碓氷班の同僚刑事達のことは正しく認識している様子や、警察学校時代の教官だった南部修介(北村一輝)から「刑事に向いていない」と言われたことを覚えていることからわかります。
あるいは、遊佐清春(賀来賢人)が碓氷薫(広末涼子)殺しをごまかすために、記憶喪失のふりをしているのでしょうか?
しかし、現段階では碓氷薫(広末涼子)を殺したのは遊佐清春(賀来賢人)とは考えにくいことから、記憶喪失のふりはないでしょう。
だとすると、なぜ碓氷薫(広末涼子)のことだけ記憶がなくなったのか?
あくまでも推測ですが、碓氷薫(広末涼子)について非常にショックを受ける出来事があり、そのショックを和らげるために彼女の記憶だけ失われたのかもしれません。
碓氷薫(広末涼子)が殺害された時、遊佐清春(賀来賢人)もその場にいた可能性はありますから、襲撃犯が遊佐清春(賀来賢人)にとって近しい、よく知っている信頼する人物で、それによって激しいショックを受けた可能性も考えられますね。
また、「蚊にでも刺されたのかな、かゆい」と遊佐清春(賀来賢人)が証拠隠滅しながら言っていましたから、何らかの薬物を注射された可能性も考えられます。
深水喜一(笹野高史)にもらって飲んでいるスペシャルドリンクも気になるところですが・・・。
いずれにせよ、遊佐清春(賀来賢人)の記憶喪失はこれからの展開の中での重要な伏線なのは間違いなさそうです。
まとめ
これまでにない、衝撃の冒頭で始まったドラマ『ニッポンノワールー刑事Yの反乱ー』は、まだ第1回目が放映されたばかりです。
しかし、放映内容を整理すると、現段階では以下のことが推理できます。
1,碓氷薫(広末涼子)は10億円強奪事件の黒幕に気づき、その証拠も握っていた
2,碓氷薫(広末涼子)は黒幕、もしくは黒幕の息がかかった者に殺された
3,何者かが遊佐清春(賀来賢人)を碓氷薫(広末涼子)殺しの犯人に仕立てようとしている
4,南部修介(北村一輝)は遊佐清春(賀来賢人)が碓氷克喜(田野井健)の父親かもしれないと考えている
5,遊佐清春(賀来賢人)は碓氷薫(広末涼子)殺害の現場に居合わせ、襲撃犯を見ている可能性がある
6,遊佐清春(賀来賢人)の記憶喪失は、襲撃犯が自分のよく知る、信頼している人物だった可能性もあるが、薬物を注射された可能性も考えられる
これらの推理は、今後のオンエアで変わる可能性がありますが、次週の予告編で碓氷薫(広末涼子)が遊佐清春(賀来賢人)に何かを託している描写がありました。
記憶を失っている遊佐清春(賀来賢人)は、碓氷薫(広末涼子)に頼まれ、10億円強奪事件の証拠を隠したのかもしれません。
次週のオンエアを楽しみに待ちましょう!
コメントを残す